グーグル事件 中国の投資環境を反映できず

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発信時間: 2010-03-23 17:35:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の投資環境悪化に関する論調は、米国企業を含む在中国外資系企業の賛同を得ていないことも、問題をよく説明するものだ。中国で実際に着実に業務を進めている企業は、自身が中国でどのような待遇を受けているかをよく理解している。わかりやすい事例を挙げると、08年の世界金融危機の発生後、多くの多国籍企業が米国・欧州などの市場で深刻なダメージを受け、大きな損失を出し、破産の危機に直面した。だが中国では引き続き高い利益を上げ、一部の企業は中国市場の利益で他での損失を埋め合わせした。

ある業界関係者の分析によると、グーグルが中国市場から撤退すれば、一連の重量級のライバルが、これまでグーグルが占めていたシェアを急速に分け合うことになる。マイクロソフトやヒューレット・パッカードなどの情報技術(IT)大手は、これまでさまざまな場面で、中国市場に対する評価と中国市場に積極的に打って出たいとの意向を表明している。

外交部の秦剛報道官が記者会見で述べたように、グーグルの対中投資からの撤退は、「一つの商業企業の一つの行為に過ぎない」のであり、中国の投資環境に影響を与えることはなく、ほとんどの外資系企業が中国で順調に経営を行い、利益を獲得しているという事実を揺るがすものではない。

事実が証明するように、グーグル事件から中国の投資環境の変化を説明することには無理がある。

「人民網日本語版」2010年3月23日

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