が30日同公式サイトで、「中米は対話と協力を堅持し、相違を適切に解決していく」という署名文書を発表した。それによると、中米の経済・貿易はその規模からして意見に相違があるのは不思議なことではない。中米は経済・貿易問題においてうまく意思疎通を図るメカニズム、特に中米戦略・経済対話、中米商業貿易連合委員会など重要なメカニズムをすでに確立した。このプラットフォームをフルに使って様々な問題についてオープンに話し合うことができるという。
最近、中米の経済・貿易関係にまた摩擦が起きた。米国は対中貿易で損しているという声や中国は人民元を過小評価して有利な競争をし貿易黒字を計上しているという声があった。これについて陳氏は、中米貿易の不均衡問題は長年にわたり、経済のグローバル化によって世界で産業の分業化が進められた結果であり、その原因は複雑であるため全面的、客観的、地理的な分析が必要となる。理論上でも経験上でも、一国の通貨切り上げが貿易収支調整に果たす作用には限界があることは証明されている。05年から08年にかけ、人民元はドルに対し21.1%切り上げられたが、米国の対中赤字は年間平均21.6%のペースで増加していき、貿易赤字は過去最大となり、その増加ペースも過去に例がないほど急速だった。昨年、人民元の対ドルレートは安定を維持したが、米国の貿易赤字がGDPに占める割合は08年の5.7%から3.5%に減少、対中赤字も16.1%も減少した。