中国の「人口ボーナス」は今後10年は続く?

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発信時間: 2010-04-07 17:22:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽人口ボーナス枯渇のリスク回避へ

中国科学院人口労働経済研究所の蔡所長は、人口ボーナスの消失を味わった経験がないことは、いいこととはいえない。その経験は経済成長方式の転換を促進する。技術の進歩と産業の高度化を実現すれば、労働生産率と核心競争力を高め、人口ボーナス枯渇による大きなリスクを回避できる。産業の高度化と技術の進歩は労働力に対しより高い技能や知識を要求する。人的資本投資を増やし、人口資質を高め、様々な人材教育や育成が労働力不足に対応する鍵となるとの考えを示す。

社会保障制度の整備も人口ボーナス枯渇に対応する重要な措置となるという。中国の養老保険(年金に相当)はまだ個人口座が実際に機能していない。また、出稼ぎ労働者もまだ社会保障制度に完全に組み込まれていない。この2項を改革することで将来の養老負担を軽減できる。今必要なのは社会保障システムを改革し、現行の養老保障制度から個人積立型の制度に切り替えていくことだ。

「人民網日本語版」2010年4月7日

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