米国側の相次ぐ行為により、中米関係は低調期が半年近く続いており、その上、為替レート問題で双方の考えが一致せず事態はますます悪化している。米国のウィリアム・スタインバーグ氏も訪中の際、以前の訪中時と同じように特別な扱いを受けることはできなかった。
オバマ米大統領は「1つの中国政策」を重ねて言明し、中米の指導者は電話会談を行うなどし、中米関係は徐々に回復に向かっている。
オバマ大統領は4月2日に中国の胡錦涛主席と電話会談を行った際、「米中の全面的な協力関係を発展させることは両国にとって非常に重要で、世界にとっても重要である。健全で安定した米中関係の発展は両国の長期的、戦略的な利益にかなっている」と述べた。また両国首脳は、まもなく開催する第2回中米戦略経済対話で成果が上げられるようともに努めていくべきだと表明した。
第2回中米戦略経済対話がわずか1カ月後に迫っているが、中米関係に溝ができたことから、会議の日程やテーマはまだ公表されていない。ホーマツ氏のボアオでのもう一つの重要任務は、これらについて中国側と検討することだという。