アジアの貿易は世界の貿易総額の3分の1を占め、活力と発展潜在力が最も大きい市場の一つとなっている。竜事務局長は、「アジア諸国・地域がその他の国の指導者や代表とボアオアジアフォーラムという対話の場で話し合いを行い、実務協力を進め、アジア経済のエコの持続可能な発展を促進し、アジアの智恵と力が世界気候変動への対応に貢献できることを望んでいる」と語る。
出席者の顔ぶれを見ると、3日間の話し合いには世界の外交面の課題が組み込まれ、今回のボアオアジアフォーラムは世界気候変動会議の「延長線」となる。
今年のボアオアジアフォーラムには、中国を実務訪問するデンマークのラスムセン首相、国連気候変動会議で強硬な立場を示したインドのジャイラム・ラメシュ環境相も出席することになっている。ラスムセン首相は、ボアオで気候変動問題について中国、インドと話し合いを行う可能性もある。
豪中ビジネス・カウンシル(ACBC)西豪分会のダンカン・カルダー会長は、「ボアオアジアフォーラムへの参加は得る利益が非常に多い。中国の政策面の方針と全体の人脈が提供されることがその利点である」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月9日