対外貿易企業に関する報告書「2009年中国対外貿易企業200強」が20日発表された。それによると、対外貿易企業上位200社のうち外資系企業が前年を12社上回る153社に上り、輸出額は2507億4千万ドルに達して全体の77.8%(前年比3.7%増)を占めた。
同報告書によると、輸出企業では外資系が絶対的な主導的地位を占めている。また輸出企業上位200社をみると、その多くが加工貿易輸出に従事しており、ここから世界の生産拠点としての中国の地位が明確にうかがえる、また中国が国際分業システムに参入する際には、加工貿易が重要なルートであることがうかがえる
同報告書は「中国海関」誌に発表されたもので、税関総署が提供した統計データに基づき、中国の対外貿易のトップ企業に対する分析を通して、09年の中国対外貿易の発展や変化を読み解いている。
同報告書によると、輸出200強の輸出額は3223億ドルで同6.3%減少し、昨年の輸出総額の26.8%を占めた。輸入額は3633億8千万ドルで同11.3%減少し、昨年の輸入総額の36.1%を占めた。
「人民網日本語版」2010年4月21日