専門家、輸出税還付率の引き下げを呼びかけ

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発信時間: 2010-05-05 16:11:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

輸出還付税政策は一部業界の製品の輸出状況を好転させたが、それと同時にマイナスの影響ももたらした。国家税務総局の統計によると、2009年の全国の輸出還付税額は6487億元となった。これは財政収入が6487億元減ったことを意味する。この数字は2009年の税収増加額を上回り、すでに深刻となっていた税収に更なる圧力をもたらした。

マイナスの影響はほかにもある。中国本土の輸出企業は収入が多ければ利益も多いというわけではない。特に中国の労働密集型企業は輸出還付税により利益を得ているのではなく、輸出還付税に頼り低価格の競争力を維持しているにすぎない。このような悪循環により、中国産製品はバリューチェーンにおいて低い位置づけとなっている。

中国財政部財政科学研究所の『渉外財政・税務政策体系改革ルート』の課題報告には、輸出還付税政策は産業によって効果も異なっている。高付加価値産業は輸出還付税の大部分を企業の利益に転化し、輸出商品の価格は変化が少ない。一方、低付加価値産業は現在の利益レベルを維持するという条件下で価格優位性に転化し、競争力を維持し、輸出量を拡大したいと考えている。

「輸出還付税にはプラスの影響もマイナスの影響もある。現在はマイナスの影響が大きすぎる」と、劉克崮氏は話す。

また、4月下旬に開かれたフォーラムで、劉克崮氏は「輸出税還付率を引き下げ、輸出税還付を適度なものにする必要がある」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月5日

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