国家外国為替管理局はこのほど、2010年第1四半期(1-3月)の国際収支バランスシート(改定値)を公表した。中国が改定値(四半期ごとの国際収支データ)を公表したのは初めて。2010年第1四半期の国際収支は、経常収支、資本・金融収支ともに黒字となる「双子の黒字」を達成し、外貨準備も引き続き増加した。
経常収支の黒字は前年同期比48%減の409億ドルで、資本・金融収支の黒字(誤差、遺漏を含む)は550億ドルとなった。外貨準備高は比較ベースで同46%増加し、960億ドルとなった。うち、外貨準備高の取引額は959億ドル(為替レートや価格など非取引による価値変動の影響を含まず)に達し、特別現金引出権(SDR)は1億ドル増加した。
同局によると、四半期ごとの国際収支データを公表することは、国際収支データの透明性を高め、経済成長の状態をより速やかに反映する上で重要な意義があるという。
「人民網日本語版」2010年5月17日