▽帯に短し……
三大キャリアは高コストの圧力を受けつつ、3G普及の初期段階ではターゲットとする顧客層をミドル・ハイエンドの消費層に定めていたのかもしれない。
とはいえ、時には数千元に上る高価格の端末設備や毎月数百元に上る利用料をみて、新しいものを試してみようと考えていた多くのユーザーが3Gから遠ざかった。3Gスタートから約1年が経っても、3G業務を利用している人はまれで、通話する双方が3G携帯を使用する必要がある3Gの代表的業務のテレビ電話については語るまでもない。
三大キャリアは利用者数の伸びの遅さという圧力にさらされた。あるデータによると、今年3月末現在、中国移動の3G利用者は769万件、中国聯通は482万件、中国電信は557万件に上る。だがこれらのデータのうち中国移動の341万件、中国聯通の76万件、中国電信の330万件は3月の新規増加件数だ。3月以前には三大キャリアは3G利用者の発展でみるべき成果を上げなかったということができる。