中国3G市場発展のボトルネック

タグ: 3G 市場

発信時間: 2010-05-19 17:46:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽「価格戦」による発展は困難

3Gの1歳の誕生日に、各キャリアは前期の利益を分配して無線LANカードの普及にあてたことが利用者数の増加につながったと感じて、端末に「人気商品」の札を大々的に掲げると同時に、価格戦という伝統的な競争局面に回帰した。通話料への補助金、端末購入への補助金は、第2世代移動通信規格(2G)時代の混戦模様を思い出させた。

5月に入ってから、中国聯通の看板商品であるiPhoneと中国電信が発売したばかりの法人ユーザー向けスマートフォン・ブラックベリーは、月額利用料が100元まで引き下げられた。中国移動は価格引き下げに慎重な姿勢を崩さないが、王建宙総裁は今後、年間利用料を15-20%引き下げる予定としている。別の情報によると、各キャリアは今年、1千元を切った端末を売り出し、これに合わせて1カ月40元以下のプランを打ち出して、ローエンド消費層に3Gを売り込む方針だという。

一年前、三大キャリアは自信満々で、それぞれの3Gブランドを打ち出し、それぞれの立ち位置に立って天下を三分しようともくろんだ。一年後の今日、各キャリアは2011年の3G利用者の目標数2億4千万件を前にため息をつくしかない。とはいえ、価格戦では3G業務普及の根本的な問題を解決することは難しい。今年の世界電気通信記念日のテーマは「情報通信技術でよりよい都市生活を」であり、開催中の2010年中国上海万国博覧会(上海万博)と呼応したものだ。価格戦を大がかりで打ち出すと同時に、キャリアは応用方面でさまざまな取り組みを進め、オンラインショッピング、ブログ、動画、電子書籍といった3Gコンテンツの応用に早急に取りかかり、少なくとも利用者に3Gを利用することの理由を提示しなくてはならない。

「人民網日本語版」2010年5月18日

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