中国外交部の楊潔チ部長は、第2回中米戦略・経済対話に関する取材に応じた際、今回の対話で26項目の合意に達したことを明かした。
楊潔チ部長は、「第2回中米戦略・経済対話の期間中、中米双方は両国関係の発展に関する全面的、戦略的、長期的な問題について率直に意見交換を行った。対話の議題は幅広くかつ重要で、二国間、地域範囲、世界範囲の討論を行った。各方面が注目する重要問題も含まれている。両国主管部門はさらにエネルギー安全、気候変動、国連平和維持、その他の問題について意見を交換し、多くの面で成果が得られた」と述べた。
双方は昨年以降の中米関係の発展を評価し、現在の国際政治・経済の情勢下で、中米関係の戦略的意味と世界的影響は高まったとしている。世界経済の全面的な回復と持続的な発展においても、地域問題の解決や世界的試練への対応、世界平和と安全の維持においても、中米両国は共通の課題と責任を持ち対処してきた。双方は、両国トップが共通認識に達するよう努め、各分野の交流と協力を強化し、相違や敏感な問題を適切に処理し、21世紀の積極的な協力の全面的な中米関係を構築できるよう努め、適切な行動をとり、ともに試練に立ち向かうパートナー関係を築く意思を示した。
対話期間中、両国主管部門は多項目の協力文書に調印し、26項目の合意に達した。内容はエネルギー、環境、科学技術、税関、衛生、法執行などの広い分野に及び、両国民に利益をもたらすことが期待される。今回の戦略・経済対話で中米両国の交流と協力は深く幅広いことが示されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月25日