第2回中米戦略・経済対話が5月24日~25日に北京で行われた。中米関係に一時波瀾が生じ、景気回復がいまだ世界の中心的話題となっている中、今回の中米対話が特別な意味を持つことは間違いない。中米双方は何を話し合うのか。米国がこれほどの大規模な代表団を派遣したのはなぜか。双方はどの方面で成果を挙げられるか。これらはどれも各方面で注目されていることだ。
国家発展改革委員会対外経済研究所の張燕生所長は、「今回、米国は対話に200人以上の代表団を派遣し、第2回中米戦略・経済対話に出席した両国の閣僚級以上の官僚は合わせて50-60人になった。これは中米両国が今回の対話を非常に重視していることを意味している。今回の中米戦略・経済対話は国際関係史の新たな1ページを開いた」と語った。
「実務訪問で、米国がフランスやイギリス、カナダなどと行ったような話し合いをしたことはなかった。中国もその他の国とこれほど大規模な交流を行ったことはなかった。互いにイデオロギーは異なるが、親しみのある実務関係を築くことができる。中米のこのような対話メカニズムが長期化すれば、中米はウィンウィンの協力関係を構築することができるだろう」と、中国中央電視台(CCTV)の番組『環球視線』の孫哲特約評論家は話す。