中日領海紛争の火種となる日本の海洋開発計画(1)

タグ: 領海 紛争 日本 海洋開発計画

発信時間: 2010-05-27 14:58:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『海底戦略』の全文はまだ正式に公布されていないが、日本メディアによると、本年度から日本が主張する排他的経済水域で大規模な海底資源探査を行うことが計画されている。その範囲は、西は日本が一方的に境界線を主張する「日中中間線」、東は小笠原諸島、南は沖ノ鳥島に及び、総面積は34万平方キロメートルに達する。探査は海底熱水鉱床と海底マンガン鉱床が重点となる。2015年までに釣魚島の北東海域で海底熱水鉱床の探査を終え、2020年までにその他の海域で探査を終える計画。これには、日本が一方的に主張する「日中中間線」から沖縄までの領有権争いが続いている区域も含まれている。

また計画では以下の作業を行うとしている。まず、関係省庁と協力し、海底資源の探査を進める。具体的には探査技術の研究開発の加速化、海底地形調査の実施、海底資源の分布状況の把握など。次に、2020年までに海底熱水鉱床と海底マンガン鉱床の実用化に向けた採掘を実現させ、これに対する十分な事前探査を行う。最後に、関係企業の育成とサポートを行い、資金や政策面での支援を提供し、探査技術の開発を強化し、液化天然ガスの海上生産施設の建設について研究する。

計画の内容が公になってから、日本メディアは強い反応を示している。多くのメディアがこれに対し分析を行い、中日関係への影響を大々的に取り上げた。『産経新聞』と『毎日新聞』は、領有権争いが続いている区域で探査活動を一方的に行えば、中国の反発を買うのは必至で、両国の領土と排他的経済水域の問題における矛盾を激化させることになると指摘する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月27日

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