富豪がもっとも集中する業種、不動産業が3割占める
億万長者を所在地別で見ると、チベットを除く30の省・市・自治区に多く、長江デルタや珠江デルタなど東南沿海部の経済が発達している地域に集中していることがわかる。これらの地域は中国の民間経済のもっとも活気のある地域といえる。
統計によると、広東の億万長者はもっとも多く323人で、「2010中国各省・市の億万長者ランキング」のトップを占め、富豪輩出能力が非常に強いことを示している。2009年に財産が100億元を超えた富豪は18人だった。ランクインした企業数は244社、うち不動産業に従事する富豪はもっとも多く101人だった。
2位につけたのは浙江で、308人の億万長者がランクインした。2009年に財産が100億元を超えた富豪はわずか4人、企業数は全国トップの259社だった。うち不動産業に従事する富豪はもっとも多く105人、続いて化学工業、製造、アパレル、繊維、金融・投資となっている。3位は江蘇で185人の億万長者がランクイン。2009年に財産が100億元を超えた富豪は7人、企業数は146社、うち不動産業はもっとも多く37人で、続いて製造、化学工業、IT、冶金が多い。北京のランクインした富豪は180人で4位につけている。2009年に財産が100億元を超えた富豪は11人、企業数は139社、うちITに従事する富豪が53人ともっとも多かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月27日