贅沢品消費世界一の看板はまだ要らない

タグ: 贅沢品 消費 世界一

発信時間: 2010-05-27 17:37:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

贅沢品消費の世界2位とこうした実際の国情とを比較すると、そこには確かに大きなズレがある。

先に豊かになった人が後から来る人を豊かにし、全体が豊かになって、富の分配による「マタイ効果」(富める者がますます富み、貧しい者がますます貧しくなる)を回避するにはどうしたらよいかが、社会全体の高い関心が集まる問題の一つとなっている。1980年代に改革開放の総設計士と呼ばれたトウ小平氏は「われわれの政策は一部の人、一部の地域を先に豊かにし、遅れた地域を引っ張り、助けるようにさせるものだ。進んだ地域が遅れた地域を支援するのは義務だ」と述べている。

現在の胡錦涛総書記は中国共産党第17回全国代表大会での報告の中で、発展を通じて社会の物質的な富を増やし、国民生活を不断に改善し、また発展を通じて社会の公平・正義を保障し、社会の調和を不断に促進しなければならないと指摘した。温家宝総理は今年の政府活動報告の中で、われわれは経済の発展を通じて、社会の富というパイを大きくするだけでなく、合理的な所得分配制度を通じて、パイを適切に分けなければならないと述べた。ここには分配制度改革の取り組みに一層力を入れるという中央政府の決意が現れており、国民全体にとって福音だといえる。より多くの人が改革発展の果実をともに味わい、徐々に社会全体が豊かになることを願う。それまではぜいたく品消費世界一の称号はなくていい。

「人民網日本語版」2010年5月27日

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