国家情報センター情報資源開発部の徐長明主任は先月28日、自動車関連サイト・汽車網が行った中国新エネルギー自動車発展サミットフォーラムでスピーチし、「中国は自動車大国であり、販売台数の伸びは驚異的だ。どんなに遅くとも来年には自動車保有台数は7500万台を達成し、日本を抜いて世界2位になる見込みだ」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が「上海証券報」の報道として伝えた。
徐主任によると、ここ数年、中国では自動車保有台数が徐々に増加しており、08年は4975万台、09年は約6300万台に達し、今年の終わりかどんなに遅くとも来年には7500万台の規模に達する見込みという。少なく見積もっても、将来の中国の保有台数は約4億9千万台に到達するとみられる。
徐主任が発表したエネルギー消費に関する一組のデータによると、09年の中国の自動車販売台数は1300万台で、世界全体の販売台数の22%を占めた。エネルギー消費量も世界全体の22%を占めた。中国では自動車社会の到来以降、石油消費量が「巨大化」しているという。
こうした点を踏まえ、徐主任は「もしも代替エネルギーや新エネルギーが登場しなかったとして、石油だけに依存して消費に向けた供給を行うことは難しい。中国にとって新エネルギー自動車の発展が急務だ」と述べた。
「人民網日本語版」2010年6月1日