米国の商務省は4日、中国製の金属ネットトレイに対して反ダンピング税、および反補助金税を課す判定を下した。
これは、中国から米国へ輸出する金属ネットトレイが14.24%~143%の懲罰的な関税を課せられることを意味する。中国の5つのメーカーを除いて、その他のメーカーは全て143%の税が課せられる。また、類似の中国製品も、1.52%から437.11%の懲罰的な関税が課せられる。米国商務省によると、437.11%の高関税を課す対象は、調査に従わない中国メーカーだということである。
米国国際貿易委員会は、7月にこの件について最終判定を下す予定。
米国経済が落ち込むにつれ、貿易保護主義が台頭し、政治家たちの関与もあり、中国製品はいま大きな被害を受けている。米国の貿易保護主義的な行為に対して、中国側は厳正に交渉を行い、米国に両国の共通認識を守り、貿易保護主義に反対するよう要請している。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年6月5日