世界ブランド研究所(World Brand Lab)が選ぶ「2010年(第7回)最も価値ある中国ブランド・ランキング上位500社」が28日、発表された。それによると、中国移動公司(チャイナ・モバイル)がブランド価値1290億7100万元(約1兆6900億円)で首位に立ち、業界別ではランクインした26業界のうち飲食業界のランクイン数が今年も最多となった。国営中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
同ランキングは財務分析、消費者行動分析、ブランド力(Brand Strength)分析によるもの。ランキング上位5社は中国国家電網公司(SGCC)1263億2800万元(約1兆6600億円)、工商銀行(ICBC)1260億1900万元(約1兆6500億円)、中国中央テレビ局(CCTV)1135億8300元(約1兆4900億円)、中国人寿保険公司(チャイナ・ライフ)853億6800万元(約1兆1200億円)。
ランクイン数を地域別に見ると、北京市が95社で首位、次いで広東省が86社で2位、浙江省と上海市がいずれも44社で同率3位となった。ランクインしたブランドを影響力の範囲によって、地域的ブランド、全国的ブランド、世界的ブランドの3種類に分けると、今回のランキングで地域的ブランドは18社、全国的ブランドは453社、世界的ブランドは29社。ランクイン数は昨年と横ばいだった。
「人民網日本語版」2010年6月29日