『中国証券報』
A株の半年の下げ幅、世界主要株価指数で最大に
米株の急落などの影響を受け、6月30日の上海・深セン両市場は上下に振れながら下落した。上海総合指数は終値2398.37ポイントで1.18%下落、深セン成分指数は9386.94ポイントで1.28%下落した。上海総合指数は2500ポイント、2400ポイントを続けて割り、A株市場は惨めな状態で上半期を終えた。上海総合指数を代表とするA株市場の上半期の下げ幅は世界主要株価指数で最大となった。統計によると、上海総合指数は今年に入り26.82%下落、深セン成分指数は31.48%下落した。中小企業ボードは市場の動きに対抗し、中小企業ボード指数は10.03%の下落に止まった。
財政収入8兆元の懸念を取り除くには構造調整が必要
「2010年の中国の財政収入は8兆元に達し、世界2位となる」という情報が、世間の「国は豊かだが国民は貧しい」という討論を引き起こした。8兆元に対する理解は庶民の2つの懸念を表している。一つは政府が計画的、効率的に8兆元を役に立つところに使用できるか。もう一つは住民所得の増加が長年にわたって財政収入の増加に比例しておらず、現在の富の配分は合理的であるかということ。