フォーブス誌中国語版がこのほど発表した「2010年中国ブランド価値ランキング」で、中国移動(チャイナ・モバイル)が連続首位をキープ、テンセント (騰訊)と太平洋保険は初めてランク入りし、トップ10の新メンバーに加わった。京華報が伝えた。
フォーブス誌の分析報告によると、競争が熾烈な消費品やIT、インターネットサービスなどの業界で、相対的に特殊な年だった09年にブランド資産をうまく運用しそのブランド価値を引き上げた企業が多く、トップ50に入った。なかでもテンセントと茅台はトップ10にまで昇格した。このランキングから、中国のインターネット経済がいかに急成長し、消費品市場がいかに持続的に伸びているかが見て取れる。長期的な尺度からみると健全な市場競争の中でブランドの役割は日増しに重要になってくるといえる。
上位ブランドのうち、一部の企業のブランド価値は数字の上では同業のグローバル企業に迫るか、すでにそれを上回っているが、企業のブランド価値と企業が生み出す経済的付加価値を比較すると、国際的に優秀なブランドは経済的な付加価値に対するテコ作用が明らかに中国の同業者よりも高い。また、国内の急成長段階にある業界のリーディングカンパニーの多くは、そのブランド価値の上昇ペースがまだ業務拡張のペースを上回ったことがない。これは、国民経済全体の成長ペースと比較すると、これらの優秀な企業にはまだブランド価値を高める余地が十分あるということだ。
「人民網日本語版」2010年7月8日