ビザ・インターナショナル(Visa)と太平洋アジア旅行協会(PATA)が共同で行った「アジア太平洋地区旅行意識調査2010」によると、中国大陸の観光客が今後2年間で計画する国外旅行の回数は、香港・台湾を上回り大中華圏でトップとなった。
今回の調査は2010年5月、中国・香港・台湾など大中華圏の回答者1571人を対象に行われた。調査結果によると、今後2年間以内に、中国大陸の回答者が計画する海外へのビジネス・レジャー旅行の平均回数は7.4回だった。一方、香港・台湾の回答者が計画する海外旅行の回数はそれぞれ5.6回、4.5回だった。「国際金融報」が伝えた。
また、調査により、大中華圏の観光客が経済情勢から受ける影響が昨年よりも減っていることがわかった。09年の調査では76%の回答者が、「経済状態が不確定なため、旅行の計画に影響があるだろう。計画を遅らせたり、もっと安い目的地を選ぶかもしれない」と答えた。しかし、今年は約半分の回答者が、「経済情勢によって旅行の計画を変更することはない」と答えている。
このほか、09年の調査結果と同じだったのは、大中華圏の観光客が選ぶ海外旅行先のトップがアジア太平洋地域だったことだ。西欧と北米がそれに続いた。
「人民網日本語版」2010年7月8日