▽自動車大国から自動車強国へ 産業の突破口は自動車用電子技術
青書の編集副責任者を務めた同学会の付于武・常務副理事長によると、自動車の最も中核的な技術は自動車用電子技術だ。よって国は自動車大国から自動車強国に移行するための突破口として、まず自動車電子技術を選択しなければならない。
現在、自動車電子技術は自動車のエンジン制御、シャーシ制御、車体制御、故障の診断、音響、通信、ナビゲーションなど各方面に応用されている。あるデータによると、海外では自動車1台あたりのコストに占める電子装置の割合が平均20-25%に達し、高級車では40%を超えるという。
中国自動車メーカーの組立システムはなお不完全で、一部の重要部品はなお海外から調達している。その結果、技術が発展しても、製品価格で明らかに優位に立つということはない。
付常務副理事長によると、大陸部の自動車用電子製品メーカーは一連の問題に直面している。自動車組立工場と関連工場との間に安定的で堅固な戦略的協力関係をどのように構築するか、産業チェーンの全体的な実力をどのように引き上げるか、多国籍自動車用電子製品メーカーの独占や基準をめぐる壁をどのようにうち破るか、などだ。
「人民網日本語版」2010年7月13日