世界銀行はこのほど、中国の外国直接投資導入に関する研究報告を発表した。同報告は中国の外国直接投資導入の成功を高度に評価、また中国が現在直面する課題は適した外資を導入し、そこから経済構造調整、環境改善、産業のグレードアップを図ることにあると指摘した。新華社が伝えた。
世銀が公式ウェブサイトで発表した報告「外国直接投資--中国の例」は、近年来、中国の外資戦略は選択をより重視し、省エネ・環境保護および先進技術産業への外資導入を進めており、中国には現在、中外を問わずすべての企業に公平競争の環境が確立しているとした。
報告によると、中国は外国直接投資導入に一貫して成功を収めてきた。中国の投資チャンスおよびその規模、また不断に拡大する国内需要を受け、中国が過去10年に導入した外資は、発展途上国に流入した外国直接投資総額の約20%を占めている。