改革開放の先頭に立った深センは何をもたらしたのか

改革開放の先頭に立った深センは何をもたらしたのか。

タグ: 深セン

発信時間: 2010-08-05 14:28:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

(1)特区は鄧小平理論の結晶であり、模範である。鄧小平理論は改革開放を指導する思想、旗印であり、鄧小平理論の主な考えはすべて経済特区の実践の中に集中的に示されている。例えば、社会主義市場経済の実施、一部の地域を先に豊かにする、発展こそが揺るぎない道理、石を探りながら河を渡る、白猫黒猫論などである。さらに重要なのは、1992年、わが国の改革開放が大きな挫折に遭遇したとき、鄧小平は南方を視察し、経済特区を主要な場所として選び、重要談話を発表した。これは局面転換のターニングポイントとなったと同時に、経済特区、深セン経済特区は鄧小平思想路線の結晶であり模範であることを体現した。

(2)特区は設置当初から経済体制改革だけでなく、政治体制改革も重視している。政治体制改革上の突破がなければ、思想や意識の転換はなく、社会の民主法治建設の同時進行はなく、経済特区は実現し得ない。

(3)特区の政策は単なる優遇政策ではなく、特区政策の核心は優遇政策ではなくて「試行錯誤」政策、つまりまずは試行させることにある。この面では、深セン経済特区は成功の一途をたどっている。

(4)特区の精神は「果敢に飛び込み、果敢に実行し、天下の先たるを恐れない」だけでなく、以下の3点も追加すべきである。①一心不乱に仕事をし、一歩一歩確実に仕事をする精神、②名誉、利益、役人、富のためではない奉仕の精神、③艱苦に耐え、困難に打ち勝つ闘志、奮闘の精神。

(5)深セン経済特区の成功は人類の歴史上あまりない「飛び地経済」の成功である。深センの経済発展は一般的な都市発展の道に沿ったものではなく、深センに特区が設置されてから、その特殊な地理的優位性、政策的優位性、とりわけ後者によって、すぐに全国の資源がこの地に集中したために、深センの大発展が生まれたのである。

(6)中国の経済特区の成功は、世界の経済発展に大きく貢献している。経済特区は中国が最初に実施したものである。もともとは輸出加工区しかなかったが、今では世界の多くの国が経済特区を設置し、経済特区は世界共通の一つのモデルとなった。中国は世界の経済発展に一つのモデルを創出したのである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月5日

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