中国国家発展改革委員会(発改委)が25日に公表した『中部地区振興計画の実施意見』では、中部6省が12月末までにこの計画に関する具体的な実施案をまとめ、重点分野に関する個別プランの策定を展開するよう求めている。また国務院の各関係部門は、同計画の実施に関する具体案を策定し、12月末までに発改委に送付しなければならない。
また発改委がこの日に公布した『中部地区の都市群発展への指導意見に関する通知』では、中部地区の武漢都市圏、中原都市群、長株潭(長沙、株州、湘潭)都市群、皖江都市帯、汎鄱陽湖都市群、太原都市圏の6大都市群の一体化についての任務や実施綱領を明らかにしており、これらの都市群の重大改革分野での先行テストを支持している。
重大改革分野での先行テスト面では、生産要素の効率的な利用をめぐり、地域をまたぐ合理的で流動的な基本の公共サービスの均等化を明確にし、これらの都市群が政府の行政管理体制や国有企業改革、非公有制経済の発展、雇用、職業育成訓練、社会保障体制などの方面で改革案の先行テストをすることを認めている。
経済発展のニーズに基づき、都市群内の行政区画が適切に調整されれば、都市機能や発展の底力が強まる。関係部門の特定分野での改革案が6大都市群と合うのであれば、優先してこれらの都市群で先行テストをするべきだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月26日