健康商品のクレームも増加し、治療効果の宣伝に関する違反行為が増えている。上半期の健康食品に関するクレーム件数は前年同期比35%増、健康商品に関するクレーム件数は同32.6%増と増加が目立つ。国民の生活レベルの向上に伴い、健康への関心が高まり、健康食品や健康商品の消費は絶えず拡大している。一部の健康商品では使用効果を誇張して宣伝し、治療効果の宣伝に関する規定違反もあり、治療効果の宣伝を信じて商品を使用した後に安全・健康・権利が損なわれるという高齢者や慢性病患者もいる。
そのほか、ホームシアターのクレームが大幅に増加し、製品の品質問題は無視できない状況だ。インターネットサービスに関するクレーム件数は過去最高に達し、インターネットの安全問題の解決が迫られている。小型家電に関するクレームも多く、模造品の問題が浮き彫りとなった。また、自動車のクレームが急増し、安全保障の強化が急務となっている。コンピュータ関連のクレームは減少しておらず、機能の虚偽・誇張が問題となっている。通信サービスのクレームも増加が目立ち、一部の付加価値サービスでむやみな料金徴収が行われている。模造劣悪製品が増加し、消費者を欺くさまざまな行為が次々と現れている。
全国各級消費者協会が2010年上半期に受理したクレームは30万346件、うち28万3425件が解決され、解決率は94.4%に達した。経済損失に対して支払われた金額は2億7516万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月2日