モデル転換の道を歩む中国製造業

モデル転換の道を歩む中国製造業。

タグ: モデル転換 中国 製造業

発信時間: 2010-09-03 15:35:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽コア技術が自主創造のカギ

 ガラスは電気を伝えるか。答はイエスだ。だが5年前にはこうしたハイエンド技術は海外にしかなかった。

 液晶パネルを生産する時、カラーフィルターを配合し、2枚のガラスを合わせて、中間に液晶素子を注入する。これが電導ガラスだ。通常の状態で電導性のないガラスを電導可能にさせるため、各液晶素子の向きを伝えられた信号に応じて変化させる必要があり、配置に高い正確性が求められ、技術的な難易度は非常に高い。

 昆山は今やガラス電導技術で光電子産業パークの中心だ。09年に国内で行われたロボットコンテストでは、昆山製ロボットが優勝した。

 昆山のハイテク技術発展の道のりは、中国製造業が国際分業システムのスマイルカーブの谷底から抜け出る過程に重なるだけでなく、独自創造の重要性を明らかにするものでもある。

 空調大手の珠海格力電器株式有限公司の董明珠総裁(社長)は同ハイエンドシンポジウムで、このたびのFIFAワールドカップ2010南アフリカ大会に中国チームは出場できなかったが、格力は中国を代表してワールドカップに「参戦」し、セントラルエアコンシステムのサプライヤーになった、と述べた。

 同シンポジウムで格力が発表したエアコン産業の3つの革新技術は、米国、日本、欧州などの同種製品を上回っており、中国エアコン産業が「追随型生産」から「主導型生産」へと変化したことがうかがえる。

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