モデル転換の道を歩む中国製造業

モデル転換の道を歩む中国製造業。

タグ: モデル転換 中国 製造業

発信時間: 2010-09-03 15:35:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽メードインチャイナから独自ブランドへ

 だが中核技術の向上は「メードインチャイナ」のモデル転換の一歩に過ぎない。それなりの独自ブランドが備わっていなければ、技術の価値を十分に発揮させることは難しい。メードインチャイナにとって、中国ブランドの国際化の道のりはなお険しく、遠い。

 中国ブランドの構築に向けて、中国企業の前には多くの現実的な困難が横たわっている。ブランドのサポート力について、馬副院長は次のように指摘する。中国は世界的にみれば2つのシステムを欠いている。一つはソニー、トヨタ、ホンダ、ゼネラル・モーターズのような独自の生産システムであり、もう一つはボルボのような国際物流システムだ。中核技術、生産システム、営業販売システムでの支えがあれば、中国ブランドは国際化に向かう自信と勇気をもつことができる。

 エール大学のリチャード・レビン総長は、メードインチャイナの未来に大きな信頼を寄せるとし、「この日がかならずやってくる。中国には長期的な視野があり、将来必要になる産業のモデル転換を認識しており、教育方面への投資拡大に着手している。中国は将来、知識経済の中で重要な役割を演じると判断し、そのための準備を始めている」と述べた。

 「人民網日本語版」2010年9月3日


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