5日、中国西昌衛星発射センターから、通信、放送衛星「キン諾6号」が「長征3号乙」運搬ロケットで打ち上げられ、「キン諾3号」に替わって稼動している。
中国衛星通信の責任者によると、「キン諾6号」の設計寿命は15年で、衛星から地上へ送る電波は中国全土及びアジア太平洋地域をカバーし、中国のテレビ放送の伝送容量と質を向上し、災害防止や国家安全などの分野においても重要な役割を果たすことになっている。
なお、「キン諾6号」は中国衛星通信が運営、管理する9基目の衛星。中国衛星通信は、主に衛星の宇宙運営、地理情報、測位サービス、衛星地上応用サ-ビスなどに取り組んでいる。現在、国内のテレビ放送番組260チャンネルとラジオ放送230チャンネルを送信しているほか、大量の衛星通信業務に取り組んでいる。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年9月5日