円の人気が高まるにつれ、日本国債の収益率は低下する。ブルームバーグ社のデータによると、8月の日本の10年物国債の平均収益率は0.895%に低下し、7年ぶりの最低となった。
中国が購入した日本国債の多くが短期国債であることから、アナリストは、中国の日本国債買い越しは、中国の日本経済に対する自信が高まっていることを意味するとも限らないと分析する。
「ドルとユーロの価値の低下にともない、日本円は外貨投資家にとってリスク回避の運用先となっている。これらの資金に投資対象がなくてはならない」と、国際投信投資顧問の加藤章夫円債運用グループリーダーは話す。
日本の財務省の統計によると、7月に日本国債を最も多く購入した国はイギリスで、その額は3兆1000億円に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月9日