改革開放がスタートした1978年頃の100万元は、今では15万元の価値しかないという。12日に開催された「第一財経日報」による「財商フォーラム」で、匯添富基金管理公司の劉建位チーフ投資資産管理士兼ファンド戦略アナリストによると、約30年の実践が証明するように、インフレに打ち勝つ投資方法は2つ、純金投資と株式投資しかないという。「法制晩報」が伝えた。
▽33年で人民元の価値は6分の1以下に
劉氏は「中国国民は世界中で最も預金を愛する人々だが、預金だけして投資をしなければ、預金するにつれて貧しくなる」と指摘し、ここ33年間の消費者物価指数(CPI)上昇率を踏まえて、マイナス金利による資産の目減りを推計した。
劉氏によると、10年前に100万元をもっていれば、間違いなく相当立派な家を買えたが、この100万元を(投資などに回さず)そのままにしておけば、価値が17%低下した。20年前に100万元をもっていたら、確実にかなりいい別荘を買えたが、この100万元をそのままにし、投資に回さなければ、今は手元に65万元しか残らなかったという。