新エネルギー自動車が将来、これまでのガソリン自動車に取って代わることは、各国の自動車業発展の共通認識となっている。ところが、中国の動力電池の主要パーツは未だ大量の輸入に頼っており、コア技術の研究・開発は先進国より遅れている。
専門家はこれについて、企業間の研究・開発の境界線をなくし、大型企業に頼り、科学研究のチームを結成し、コア技術の研究・開発に力を入れるべきだと提起する。
「中国は現在、新エネルギー自動車の動力電池の主要パーツが80%以上輸入に頼らなければならない状態」と、中国機械工業連合会の執行副会長、中国自動車工程学会の理事長である張小虞氏は話す。
張小虞氏によると、電気自動車は中国の新エネルギー自動車発展の主体で、電気自動車のコア技術には電池、モーター、電気制御システムの3つがあるが、その中で電池は最も重要なものとなっている。この3つにおいて、中国はいずれも研究・開発中で、産業化の段階にまだ達していない。残念なのは、中国の動力電池の主要パーツである正極材とセパレータの80%以上を輸入に頼らなければならないことだ。