80%という数字について、業界内では否定する声もある。東風汽車・新エネルギー部門の呉沢民主任は『経済参考報』の取材に対し、「80%という数字はやや大げさ。私の知るところでは、30%前後だ。中国の電気自動車分野の理論研究はトップレベルに達しているが、ハードウェアの施設がまだ追いついていない。同じ部品をデザインしても中国では生産できず、輸入に頼るしかなく、これは解決が難しい」と話す。
「実際、中国の動力電池の正極材の輸入は80%に達していないが、セパレータの輸入は80%を超えている」と、中投顧問の李勝茂研究員。
また業界関係者によると、中国はモーターや電池に必要な一部の部品、材料だけでなく、コントローラの基礎ハードウェア、チップ、高速CANゲートウェイ、信号処理アンプなども輸入に頼っている。
自動車工業協会の董建平副事務長は、「中国の新エネルギー自動車の研究、特にコア技術の研究はまだまだだ。研究者らは、自身の新エネルギー自動車は人より劣っていない、それどころか勝っていると自賛している。コア技術は他人のものであることは目に入っていないようだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月16日