上海社会科学院の金融専門家は、「9月16日の米議会公聴会での人民元切り上げ圧力にあわせ、米政府は中国の通貨システムを攻撃している。黒字が続けば切り上げはすべきだが、その権限は一国の金融主権であり、金融主権と金融資源は関連性のあるものだ。現代金融経済時代では、銀行システムの決算機能が社会全体の効率的な運営基盤になっている。金融は一国の戦略的、核心的資源であり、軍事力に相当する機能をもっている。このため、金融資源論は金融の安全に非常に重要であり、金融の安全は国家安全保障の有機的な構成部分といえる」と主張する。
提訴はWTOが争いを解決する第一歩。WTOルールによれば、双方が60日以内に解決案の合意に至らない場合、争議の処理にあたるチームの設立を申請できる。
「人民網日本語版」2010年9月20日