中国国務院弁公室は25日に、乳製品の品質管理を強化する文書を発表し、メラミンの混入の防止対策を強化している。
メラミンは、長期的に摂取すると生殖器や泌尿器系などに害を与える。2008年、国内の大手メーカー「三鹿」グループが生産する幼児向けの粉ミルクから、基準量を大きく上回るメラミンが検出され、社会問題になった。1年が過ぎ、当時処分されなかったメラミンが再び市場に出回っている。
これに対して、国務院弁公室は関連各部門に、生産、流通、原材料の牛乳、出荷の検査、リスク管理と評価などを含めた生産に関する全過程を厳しく監督し、メラミンの再度の混入を防ぐよう求めた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年9月26日