顔認識ATMが登場、マスク着用では引き出せず 広州

顔認識ATMが登場、マスク着用では引き出せず 広州。

タグ: 中国 広州 ATM 顔識別ATM

発信時間: 2010-11-03 17:05:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 野球帽をかぶり、マスクにサングラスをしていたら、現金が引き出せなくなる…そんな現金自動出入機(ATM)がこのほど、中国広州市(広東省)に登場した。紙幣の通し番号を識別する機能も備わっているという。中国紙、広州日報が伝えた。

 同ATMはATM製造大手、広電運通の研究院が製造したもの。顔認識システムを備えており、背後から近づいたり、画面を盗み見たりなど不審な動きを察知すると、ATMの画面に注意を呼びかけるメッセージが表示される。また帽子やマスク、サングラスなどで顔が隠れている場合は、現金の引き出しが拒否され、顔を見せるように求める仕組みになっている。

 さらに紙幣の通し番号を自動で識別・記録する技術も採用されている。この技術があれば、ATMから偽札が出てきても焦る必要はない。ATMに記録された通し番号によって、偽札がATMで出し入れされたものであることが確認できる。

 このほか、従来のパスワード認証に加え、身分識別技術が取り入れられ、安全性がさらに向上している。ATMに身分証明書のスキャン装置が取り付けられており、口座に設定されている引き出し・振り替え限度額を超えると、身分証明書の提示が求められるようになっている。これにより、パスワードが万が一漏えいしても被害を最小限に抑えることができる。

「人民網日本語版」2010年11月3日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。