日本財務省が9日発表した9月の国際収支統計によると、同月の中国の日本国債投資では、7692億円の売り越しだった。9月の売り越しの内訳は、短期債が6243億円、中長期債が1449億円だった。中国の日本国債の売り越しは8月から2カ月連続となる。
1月から7月までは中国が7カ月連続の買い越しで、累計買越額は約2兆3000億円だったが、8月は大幅な売り越しに転じ、同月の売越額は2兆182億円と単月で過去最大となった。これまでの中国の日本国債の大幅買い増しが短期的な投資行動に過ぎなかったという見方もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月10日