人民元の対米ドルレートは11月9日、上げ幅が0.51%に達し、1営業日の上げ幅としては2005年の為替制度改革後の最大を記録した。また、変動幅も492ベーシスポイントで、為替制度改革後の最大に達した。
11日に韓国のソウルで開かれるG20サミットで、各メンバー国代表は、先月の通貨安競争に関する承諾について討論する。
これについて大手銀行の外国為替ディーラーは、「G20サミットの開催が間近に迫り、国際社会の人民元為替レートへの圧力も強まっている。近ごろ、為替レートの変動が激しくなっているため、中間値の動きに注目する必要がある」と話す。
外貨取引センターが発表したデータによると、人民銀の対ドル中間値は9日、6.6580元となり、前営業日の中間値6.6692元より112ベーシスポイント上昇し、1営業日の上げ幅と変動幅はともに2005年の為替制度改革後の最大を更新した。