経営コンサルティング会社「アクセンチュア」のこれまでの統計によると、中国企業が行った海外M&A件数は、2008年には41件、2009年には49件となり、2010年は上半期だけですでに29件に上っている。「中国証券報」が伝えた。
統計結果から見ると、中国の民営企業による海外のM&A件数は大きく増加したものの、取引額は依然として相対的に少ない。一方、国有企業の海外M&A取引額は依然として中国企業による海外M&Aの大半を占めている。中国企業の海外M&Aにおける人気分野は、鉱物資源、伝統的エネルギー、機械製造業、ITなどの業界となっている。中でも、鉱物資源とエネルギー業界のM&A取引額は比較的大きく、2008年1月-2010年5月までのM&A金額トップ20のうち、16件は鉱物資源と伝統エネルギー業界に関連するものだった。
「人民網日本語版」2010年11月12日