珠海航空ショーに出展されたC919のモデル機
中国商用飛機有限会社は16日、珠海で開かれている第8回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)で中国初の国産大型旅客機「C919」を100機受注したことを発表した。
中国国際航空、東方航空、南方航空、海南航空、国銀金融租賃、米GECASなどが顧客だという。同社の張慶偉会長によると、「C919」の基本設計は年内に完成、詳細設計は2012年に完成し、2014年に初飛行、2016年から納入を開始する予定。
そのほか、中国民間航空機市場で毎年予測を出しているボーイングと同様に、中国商用飛機もこの日、『2010-2029年中国商用飛機有限公司の市場予測年報』を発表した。同報告は、2029年までに4439機の航空機が中国市場に新たに導入され、価値は4568億ドルに達すると見込んでいる。