また、中国は向こう20年で802機のデュアルチャネル搭載のジェット機、2950機のシングルチャネル搭載のジェット機、687機のターボファン搭載のローカル線旅客機を導入する必要があるとしている。「C919」は座席数150のシングルチャネル搭載のジェット機だ。同社は、中国は向こう20年で座席数120のシングルチャネル搭載のジェット機389機を導入する必要があり、座席数160の航空機納入は2204機に、価値は1785億ドルに達すると見ている。ここから、同社がシングルチャネル搭載のジェット機市場での急速な発展を望んでいることがわかる。
国産大型航空機の商業化プロセスが進むと同時に、多くの西側のサプライヤーも利益を得ている。
中航工業機電会社は17日、「C919」の電源システムを製造する合弁会社を設立することを発表した。CFM、イートン、ゼネラル・エレクトリック、グッドリッチ、ハネウェル、サフランなどの外国企業がすでに「C919」事業の主要提携パートナーになっている。
中国商用飛機は、国内外のサプライヤーの選定は一段落し、テスト飛行の計画と実施の段階に入っていることを明らかにした。昨年香港で開かれたアジア国際航空展覧会で同社は「C919」の外観の模型しか出展しなかったが、今回の航空ショーでは原寸大モデル機を展示している。