かつて、ミニブログのユーザーの範囲は小規模に限られていたが、現在では日々膨大な数のユーザーが登録するようになった。ポータルサイトの新浪網が北京で16日に行った国内初のミニブログ開発者大会で発表したデータによると、「新浪微博(ミニブログ)」のユーザー数はすでに5千万人を突破したという。関係者によると、ユーザーが激増するミニブログは、中国のインターネット界に巨大なビジネス・バリューを秘めた新市場をもたらしつつある。「新華網」が伝えた。
新浪網は同大会において、同社が紅杉資本、IDGキャピタル・パートナーズ、創新工場、雲鋒基金、徳豊傑といった5つの投資機関と提携し、中国ミニブログ開発者のための基金を立ち上げることを宣言した。第1期の規模は2億元。ミニブログのアプリ開発を対象とした基金が設立されたのは国内初となる。
同大会に参加した関係者によると、膨大なユーザー数を持つミニブログは、巨大なビジネス・バリューを秘めている。ユーザー数が拡大するに伴い、企業ユーザー・個人ユーザーからは有料サービスのニーズが生まれるだろう。開発者は付加価値サービスを通じて収入を得ることができるようになる。また、ミニブログのプラットフォームでは、広告主と開発者が互いに選択し合い、自分の意思に基づいて価格を決定することができる広告モデルも急速に形成される見込みだ。