珠海で開かれている第8回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)で、中国の民間機製造業が注目を集めている。国産のローカル線用航空機や大型旅客機が次々と公開され、中国航空工業集団は練習機「獵鷹L15」、ローカル線用航空機「新舟600」、新型水陸両用機「海鴎300」を展示、中国商用飛機有限会社は自主開発したヘリコプター「ACA313」、新型ローカル線用機「ARJ21」、大型旅客機「C919」の原寸大モデル機を展示している。
中国商用飛機有限会社は16日、国内外の航空会社やリース会社6社と旅客機「C919」の販売契約を締結し、100機を受注した。同社の張慶偉会長は、「これにより、C919の研究・開発が発展段階に順調に入るのに市場の基礎が築かれた」と話す。
国産大型旅客機「C919」は座席数150で通路一本のナローボディ旅客機だ。同規模の旅客機は最も高い市場シェアを持ち、C919は現役の同型機と比べて、安全、経済、エコ、快適面に優れる。