中国国家統計局の中国経済景気観測センターと米調査会社ニールセンは、第3四半期の中国の消費者信頼感指数を共同で発表した。調査によると、第3四半期の中国の消費者信頼感指数は104で、第2四半期の109より4ポイント低下し、5カ月ぶりの低下となった。
調査によると、今後1年間に物価上昇が続くと回答した人の割合が約76%で、第2四半期の70%より増えた。約80%の回答者が来年は食品価格の上昇が加速すると見ている。
中国の消費者信頼感指数の低下について、「指数の低下は主に消費意欲の低下によるもので、インフレ観測の高まりが背景にある」と国家統計局景気観測センターの潘建成副主任が分析する。
調査結果からは、消費者信頼感指数が低下したが、全般的には消費者が今後の発展状況に対して楽観的な姿勢を示している。地区別で見ると、中部地区の消費者の自信度が首位躍進し、雇用情勢が安定していることが中部地区の消費者自信度上昇の主な原因であると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月18日