『上海証券報』が30日伝えたところによると、民間資本の医療サービス機構への資金参加に関する奨励策は近く発表される。
政府関係部門が民間資本の医療サービス機構への資金参加奨励に関する具体案について検討しているという。新技術の導入、研究所の設立、専門病院の設立などを重点に民間資本を試験的に導入することが主な内容となっている。
これまでに、今年2月の国務院常務会議で承認された『公立病院改革の試行に関する指導意見』では、「医療事業の多元化発展の加速化を推進する。民間資本の医療サービス分野への参入、民間資本による非営利病院の設置を奨励する」ことが盛り込まれた。同会議で、各地と関係部門がこれを高度に重視し、具体的な実施案や関連政策・措置の策定に取り組み、積極的かつ着実に試行を進めるよう要求された。
国連工業開発機関の医療分野部門専門家である徐天宏氏は記者の取材に応えた際、「中国が適度に開放すれば、大量の民間資本を医療サービス分野に引きつけることができる。今後、民営病院のハイエンドが進むだろう」との考えを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月1日