内蒙古自治区の人民政府によると、内蒙古は「第12次5カ年計画(2011~2016年)」の期間中、資源の優位性と有利な地理条件をよりどころに、国の産業政策や市場ニーズを追い風にして、国家級の新型石炭化学工業基地の建設を加速させる方針だ。
内蒙古は「第12次5カ年計画」の期間中に、石炭液化油、石炭ガス、石炭ベースMTO(methanol-to-olefin)、石炭によるジメチルエーテル、エチレングリコール生産などの国家モデルプロジェクトの産業化を推進し、次世代石炭化学工業のモデルプロジェクトを積極的に推進する。
また重点新型石炭化学工業と塩素アルカリ化学工業プロジェクトに力を入れ、石炭化学工業、塩素アルカリ化学工業の高付加価値加工を推進し、産業連携を伸ばして、産業のハイエンド化や集積化を推進することにしている。
内蒙古は東北、華北、西北地区にまたがり、明らかになっている石炭の埋蔵量は全国でもトップだ。そして国の石炭液化油、石炭ベースMTO、石炭ジメチルエーテル、石炭ガス、石炭エチレングリコールの5大モデルプロジェクトはともに同自治区に建設されていることから、内蒙古は新型石炭化学工業産業の発展において、技術、資源、市場条件などの面で優勢なのは明らかだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月30日