『中国証券報』
上場会社の重要事項、取引時間外に検討
中国国務院弁公室は、中国証券監督管理委員会など5部門による『資本市場のインサイダー取引の法に基づく取締りと防止についての意見』を発表した。同『意見』はインサイダー取引の「取り締まりにともに力を入れ、排除と防止を結合させ、総合的に防止する」という長期的メカニズムを構築することを要求している。具体的には、上場会社の内部情報の秘密保持制度を早急に制定し、内部情報を知る者の範囲を最小限に抑え、原則として売買停止後または取引時間外に上場会社の重要事項を検討・考察するなどの措置が盛り込まれている。
創業板、経営陣の親類らが大量の持ち株放出
創業板(新興企業向け市場)上場会社の大株主と経営陣に対して持ち株放出の厳格な規制が設けられているが、その親類や知人による鞘取りには影響しない。11月1日に創業板上場会社のIPO株が解禁されてから、華誼兄弟の監査役・譚智氏の妻である孫暁璐女史は、半月で持ち株の約8割を放出した。平均価格で計算すると、取引価格は1億6240億元で、個人による鞘取りでは最高額となっている。