日本政府観光局(JNTO)が24日発表したデータによると、今年10月に日本を訪れた外国人観光客は前年同月比11%増加したが、中国大陸部からの観光客は同1.8%減少して、9カ月ぶりに減少に転じた。新華社が伝えた。
同局によると、10月に訪日観光客が増加した原因として、東京の羽田空港が国際線の拡大に力を入れたこと、日本観光の広告・宣伝効果が上がったこと、海外で経済復興が順調だったことなどが挙げられる。だが円高や外交問題などの影響を受けて、一部の国・地域からの観光客数は明らかに減少した。
今年1月以来、日本政府の観光ビザ政策の調整といったプラス要因に牽引されて、大陸部からの観光客は累計128万4300人に達し、前年同期比49%増加した。だが同局は、11月に大陸部からの観光客が引き続き減少して、日本経済に一定に影響を与えるのではないかと懸念する。
「人民網日本語版」2010年11月25日