北京市人力資源・社会保障局の宋豊景副局長がこのほど述べたところによると、1985年に中国にポストドクター制度が設置されて以来、北京市の各分野のポストドクター人材が市の経済、社会、文化の発展に重大な貢献をしてきたという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
おおまかな統計によると、中関村科学技術パーク海淀園ではポストドクターが参加・主導するプロジェクトが200件を超え、第1-第3発明者として出願された専利(特許)および権利所有者として申請されたソフトウエア著作権は合わせて200件を超える。また主催した、あるいは重要な技術要員として参加した研究開発が生み出した製品が販売されて、企業にもたらした経済的利益は17億3400万元に上り、一人当たり平均3468万元を稼ぎ出したことになる。
現在、北京地区に設置されたポストドクター科学研究流動ステーションや作業ステーションなどは671カ所に達し、これまでに累計2万7千人のポストドクターを受け入れた。現在ステーションに勤務するポストドクターは約8800人で、国内で最も多い。
「人民網日本語版」2010年11月29日