先週、中国石油天然気(ペトロチャイナ)の蒋潔敏社長とベネズエラのRafael Ramirez石油相がベネズエラの石油開発に関する取り決めに調印したことが、先般明らかになった。
ペトロチャイナは、今年4月にもベネズエラの国有石油会社Petroleos de Venezuela SA社と大枠の合意に達した。取り決めの内容では、ペトロチャイナが日量40万バレルの油田の60%の権益を獲得した。
また、ベネズエラ側の発表によると、中国石油化工(シノペック)と中国海洋石油(シーノック)もベネズエラ側との間で類似の取り決めに調印した。
シノペックは日量最多20万バレルの油田の権益を取得したほか、同国の日量20万バレルの原油処理能力を持つ石油精製工場の建設に関与するという。
さらに、シーノックは同国の日量120万立方メートルの天然ガス開発プロジェクトの権益を獲得している。
現在までのところ、中国の石油大手3社はベネズエラ側との間で、同国の石油・天然ガス権益の獲得についてあわせて6つの取り決めに調印している。石油大手3社の同国への投資規模が2008年の20ドルから400億ドルに膨らんでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月8日